東京も私の「故郷」

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いよいよ月島の生活もあと2日。言いようのない寂しさと、引越準備のバタバタと。もう東京に「帰る」ことはないんだなぁと思うと、不思議な気持ちになったり。

宮崎へ帰ることを嬉しいと歓迎してくれる宮崎の友人もいて、寂しいと悲しんでくれる東京の友人もいて、いつの間にか私には故郷が2つできていたんだなぁと実感しています。

東京は、今の私にとっては第2の故郷。社会人としての私を育ててくれた場所。

こういう仕事をしていると、どうしても東京が「悪者」のように扱われている気がしてくることがあります。
「東京は人が冷たい」「東京はペースが早くて急かされる」「東京には自然がない」「東京は人の住む町じゃない」
だから東京を出たい。だから地方に行く。それまでの我慢。
至る所でそういう話を聞きます。

でも、そういう話にはどうしても違和感を感じてしまう私。

なぜなら、東京に生まれ育って、東京を「故郷」とする方々はたくさんいるからです。
東京にも地方と同じように、江戸文化や太鼓、祭りなど素晴らしい文化があります。
その文化を継承すべく、立ち上がっている方々がたくさんいます。
小松菜や練馬大根など、食べ物の名産品もあります。美しい景色もあります。

東京も、一つの「地方」として。
出身者がUターンしたくなる「故郷」になるために必死に頑張っている方々がたくさんいます。

宮崎出身、青森出身、東京出身。たまたま育った場所が違うだけで、みんな大切な誰かの故郷。
東京を好きな人、東京を嫌う人、宮崎を好きな人、宮崎を嫌う人、人それぞれの感覚があるということで、そこに違いはないんじゃないのかな、と思うだけ。

地方だけでなく東京にも素晴らしいまちおこしがたくさんあって、面白い取り組みがたくさんあって、いぶし銀の職人さんたちがたくさんいらっしゃって、そういう方々をこれからますます追い続けていきたい。
それを敢えて宮崎からチャレンジ。
宮崎で子育てをしながらどれだけのことができるか。自分自身の新たな挑戦でもあります!!

齋藤めぐみ

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