下町のマンション

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私たちが住んでいるのは、築32年の古いマンションです。

エントランスはリフォームされていてとても綺麗なんだけど、エレベーターを降りるといかにも昭和の集合住宅…。そんなギャップもお気に入りの一つでした。

ここのマンション、離れるのがもったいないくらいに下町っぽい人情が溢れる素敵なマンションでした!

まず、エレベーターや廊下ですれ違った人が必ず挨拶をしてくれること。恥ずかしながら都会に住んでそんな習慣なくなっていた私たちにとって、はじめは驚きでもありました。

おじいちゃんおばあちゃんから若者、子どもまで、ここでは挨拶をするのが当たり前。いつの間にか私や夫も必ずすれ違った人に自然と挨拶をするようになっていました。譲り合いや声を掛け合うという、エレベーターのマナーも改めてここで学びました。むしろ今まですれ違う人にも挨拶をしなかったり、しれっとエレベーターに乗り合わせたりしていた自分を省みて、都会に染まっちゃってたなぁって反省したし、この年になって人としての常識を改めて学ぶことができるなんて、なんて幸せなんだろうと感謝の思いもありました。

「背が伸びたねぇ」「上手に歩けるようになったねぇ」と、皆さん娘の成長を目を細めて見てくださって、「おなか大きくなったね!」と私のお腹の成長まで見守ってくださいました!

次に、環境。とにかくここは戸数が多く子どもも多い。そして玄関前には綺麗な遊歩道があり、4階には広い庭園がありました。
つわりできついときは、ここをお散歩するだけで娘は大満足。遊歩道に行くと必ず葉っぱを拾って回るのが日課。
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庭園で遊んでいると、だいたい他の部屋の子どもが遊んでいたり、おばあちゃんがベンチでひなたぼっこをしていたりして、小学生のお兄ちゃんが一緒に遊んでくれたり、おばあちゃんとお話しながら娘が走り回るのを見守ったりと、温かい交流も多かった。

そんな大好きなマンションとももうすぐお別れ。これほど自分が住んでいるマンションを「好き!」と言えるのって、すごく幸せなことだったなと思います。夫も私もここで多くのことを学び、挨拶の大切さも学んだので、宮崎に帰ってもそれをしっかり娘に教えていってあげたい(*´ー`*)

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