先ほど述べた「飫肥杉」のイベントに参加してきました。
イベントのターゲットはずばり女子大生。
飫肥杉のルーツをたどり飫肥杉の良さを知ってもらったうえで、
世界展開へ向けて女子大生から意見をもらうという画期的なイベントです!
ちなみに、女子大生と言っても、私が大学生のときのようなチャラチャラした子は一人もいません!笑
みんな、宮崎の未来、飫肥杉の未来を真剣に考え、自分にできることはないかと摸索している学生さんたちでした。
南那珂森林組合の江藤裕樹さんが、飫肥杉林の説明をしてくださり、
女子大生たちはとても真剣に聞き入っていました。
質問もたくさん飛び交い、職人さんと女子大生のアツいやりとりが繰り広げられておりました!!
普段自然に触れることの少ない若い世代にこういう機会をどんどんもって欲しいな、と心から思う時間でした。
そういう私も、飫肥杉林に入るのは初めて。
森に入ることすらかなり久しぶりで、滅多にできない体験にワクワクしておりました。
◯日南の杉は苗から植樹するから花粉が少ない
◯年輪を大きくするために物干竿をぶんぶん振り回せるくらいの間隔をとって植える
◯はしごから枝を伝って登っていき飫肥杉の高さをはかったことがある!
◯消費税があがる前の需要増で杉の値段が高騰している
などなど、江藤さんのお話は刺激的で興味津々のお話で、
思わず「へぇ〜」と声を漏らしちゃうようなおもしろネタばっかり!!
毎日杉と関わっている職人さんだからこその愛情と苦労を感じることができ、
とても有意義な時間となりました。
どんなに東京の机の上で本やネットを見て勉強したり、企画を考え議論したりしても、
現場に来て生の声を聞いたり自然の息吹を感じたりしなければ、絶対に分からないことがあるんだと思い知った瞬間でもありました。
次は日南製材事業共同組合へ移動し、飫肥杉の原木市場を見学。
◯大きさと色(赤・黒)で分別。赤の方が使える!
◯木材の使用用途が変わってきて値段が下がっている
◯昔は太く育った飫肥杉が船にマッチして高くで売れていたが、今は造船自体が廃れてきたため需要と供給のバランスがとれていない
飫肥杉業界の現実を知り、考えさせられることがたくさんありました。
ここでも女子大生たちは真剣にメモをとり、質問していましたよ。
最後はみんなで記念撮影^^
後半に続く
(田尻めぐみ)
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