こちらは、ubdobeの一つ前に書いたgreenzの記事です↓↓
http://greenz.jp/2016/05/31/nichinan_shutter_saisei/
かなり反響が大きく、まさかまさかの、1週間で12000シェア!!
木藤さん・田鹿さんも私もビックリの嬉しい誤算でした。
今、破竹の勢いで活気を取り戻し、まちづくりの新たなモデルとして全国から注目を集めている宮崎県日南市。
最近では地方創生大臣が自ら視察にきたり、Yahooのトップ記事になったりと、もうその勢いは留まることろを知りません!(早めに取材しておいてよかった〜笑)
しかも、長年キャンプを張っている広島カープのリーグ優勝で、ますます街が一体化しているようです。
たった3年ほどで寂しかったシャッター商店街を劇的に蘇らせた立役者、木藤亮太さんと、マーケィングというプロの目線から日南の経済に潤いを取り戻す、田鹿倫基さん。
丸二ヶ月間、納得のいくまで取材を重ねて重ねて、お2人には本当にお世話になりました。
まるでストーカーのように、2人の過去を漁り、現在を漁り、未来を詮索し・・・笑
詳細は記事を見ていただくとして…、
日南市(油津商店街)を取材していて、何より驚いたのが、町全体の「キラキラ感」。
まちの人が、みんな自分の地元の快進撃を誇りに思っていて、
競って自慢するように「うちのまち、すごいでしょ!」と言ってくる。
こんなまち、見たことありません。
大人も子どもも、自分の住んでいるまちを目を輝かせて「すてきだ!」「楽しい!」「大好き!」と言えること。
まちづくりの基本中の基本を思い知らされたような気持ちでした。
「シャッター街の再生」という取り組みは、ただ見た目の実績として商店街を蘇らせただけではありません。
諦めかけていたまちの人たち、商店街の店主たちの心のシャッターも開いて、数えきれないほどたくさんの方々に幸せを運んでいました。
実際に取材をしてみて、ハード面よりもずっと大切な、人の心というものを知りました。
まちを変えるのは、人の力。
そして、それを手助けできる行政の力。
人を変えるのは人。人を呼ぶのも人。人を動かすのも人。
私は宮崎出身だから、油津商店街のほんの少し前までのさびれ具合(失礼!)を知っています。
まさか、こんなに生まれ変わって素敵な元気なまちになるなんて…。
正直、誰も予想してなかったんじゃないかな。これを仕掛けた崎田市長と木藤さんたち以外は。
そう考えると、全国のどんなまちにも、どんな商店街にも、まだまだ可能性があるということ。
どんな人も、自分のまちや故郷を元気にしたいと思っている。
でも、どうしていいか分からないだけ。
ほんの一押し背中を押してくれる人がいたら、住民に寄り添って並走してくれる人がいたら。
どんなまちでも絶対に生まれ変わることができる。
木藤さんの商店街再生の手腕や、田鹿さんのようにマーケティングのプロを民間から登用するという日南市の取り組みは、これからたくさんのまちのモデルとなり、たくさんの方に笑顔をもたらしていくと思います。
最後に…記事にはしていないけれど、木藤さんと田鹿さんのおっしゃったことでとても心に残った言葉があります。
「市長や僕らがすごいと言われますが、そうではないんです。
崎田市長が立候補したとき、誰も当選するなんて思ってなかったでしょ。
この田舎で若い崎田市長が選ばれた時点で、
市民には“日南を変えたい”というはっきりとした意志があったんです。
すごいのは市長や僕たちじゃない。
すごいのは、崎田市長を選んだ市民の皆さんです」
この取材で、大切なことをたくさん教えていただきました。感謝。
取材中の一枚。笑
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